若い時にラ・ベットラ落合シェフの本を読んで、どうしてもシチリアに行ってみたいと思ってたので、オーバーナイトトレインでシチリアのパレルモへ向かいました。狭い6人用座席でクーラーの調子も悪くて暑かったけど、パレルモまで50ユーロ弱。安いなー。イタリアの電車は基本的に時間どうりには動かないので、ナポリに着いた時には1時間以上遅れてました。ナポリで乗ってきたドイツ人の女の子が、あまりの遅さにブチギレで、1時間くらい文句言ってました。ドイツ人ってしつこい国民性なんかなぁ。まぁドイツも日本といっしょで、電車が遅れたりしないんやろーなー。

電車の中では隣に座っていたナポリ人のおっちゃんがイタリア語のしゃべれない僕にガンガンイタリア語で話しかけてくるし。フレンドリーにも程があるやろー。でも、僕がイタリア料理のシェフだと言うと、パスタノルマと言うオススメのシチリア料理を教えてくれた。是非トライしてみよう。

イタリアの駅には改札口的なものがありません。だからチケットが無くても電車に乗ることが出来ますが、チケットを確認に来る車掌さんにバレると50ユーロほどの罰金を払わないといけません。この時も当然車掌さんがチケットの確認に来ました。で、日本人の僕を見つけると嬉しそうにウィニングイレブン(プレステのサッカーゲーム)の話をしだしました。隣のナポリ人のおっちゃんも交えて、1時間くらい。ジュビロ磐田が好きらしい。仕事中に1時間も客と談笑してて大丈夫なんかなぁ。チケットの確認は?イタリア人ってほんまテキトー。

この電車はイタリアのつま先、カラブリアで全車両を切り離し船に積み込んで、シチリアのメッシーナに到着後、再びつなぎ合わせ出発します。積み下ろしにはかなり時間掛かってたし、あまり良いシステムとは思いませんが、なんかカッコイー。『世界の車窓から』でもこの電車を紹介してました。

結局パレルモには5時間ほど遅れて到着。5時間遅れ・・・ひどいな。
でも文句言ってたのはあのドイツ人の女の子くらいで、みんな当たり前みたいな顔してました。

パレルモに着くとあらかじめホステルワールドで予約していたB&Bのジョルジオが迎えに来てくれました。彼はすごくナイスガイで、シチリアの事を色々教えてくれました。皆さんもパレルモに行く時はジョルジオズハウスにお泊りください。www.giorgioshouse.com

パレルモはローマに比べて洗練されてない感じで、無骨なバロック建築がかっこいい。

やっぱり歩きまわるとお腹が減る。グルメ旅行なので、たくさん食べてるけど、やたら歩いてるので、既に2kgほど体重減。

マッケローニ コン サルデ エ フィノッキエット(Maccheroni con Sarde e Finocchietto)マッケローニと言ってもマカロニとは違います。昔イタリア(特にナポリ)ではパスタは何でもマッケローニって言ってたみたいです。だからマッケローニってメニューに書いてあるとどんなパスタが出てくるか解らないので、スタッフに尋ねてください。

このイワシと野生ウイキョウの葉のソースは日本のイタリア料理本にもシチリア料理としてよく出てくるやつです。 でも日本でフィノッキエットなんて簡単に手に入んないですよね。
海外で食べると何でも美味しい気がするから、プロフェッショナルとして冷静に食べてみてもやっぱ美味しいなー。ボーノ !フィノッキエットはもっとクセのある味かと思ったけど、意外に食べやすかったです。

後からジョルジオに聞いたんですが、このレストランの前にあるでっかい木は、映画ゴッドファーザーのモデルになったボナンノファミリーが実際に抗争で撃ち合いした場所らしい。
が、パレルモの95%の人がマフィアだと嘘をつくようなヤツなのでこの話もうさんくさいです。ははっ!

この夜、ジョルジオズハウスに泊まってたのは僕だけだったので、ジョルジオと一緒にディナーに出かけました。
そしてこれが、あのナポリ人のおっさんがオススメしてたパスタノルマ。
まぁただのお茄子のトマトソースパスタですが、みなさんご存知のとおり美味しいに決まってますよね。
昔、アラブ人がシチリアに持ち込んだ茄子はシチリアで一番ポピュラーな野菜です。日本で人気のカポナータもシチリア料理で、お茄子は必須アイテム。

次の日は早起きしてパレルモ市場に。実はこれが見たくてパレルモにきました。

落合シェフの本にも書いてますが、パレルモ市場の活気はすごい。
海外の市場に行くと魚介類の種類の少なさにいつもがっかりさせられるけど、ここは日本並みの品揃え。地中海の豊かさに感動!
1ユーロはこの時170円くらいで、2.5ユーロのコーラ買うのに迷うくらいやったけど、野菜は激安。ハンドボールくらいのサイズのお茄子を3つ買って1ユーロくらい。だからイタリアのマンマが作る料理には野菜がたっぷり入ってるんやー。

ちなみに海外で修業したシェフ達や海外に住んでる人達が、日本の野菜はあまり美味しくない様な事をたまに言ってますが、そんなことないですよ。
日本の野菜は世界でもトップクラスの美味しさ。日本の農家さんの情熱と技術はすごいんです。ただ、気候のせいか、収穫したフルーツや野菜を熟させるのに日本はあまり向いてない気がします。

この日の夜は、ジョルジオがみんなを連れてパレルモ市内を案内してくれました。そして、彼オススメの内臓料理のパニーニ。名前忘れたなー。知ってる人がいたら教えてください。

この日ジョルジオズハウスに宿泊してたメンバーです。オーストラリア人の4人組とドイツ人カップル。僕以外はみんな学校の先生みたいです。
みんな、学校の先生はバケーションが多いからこの職業を 選んだといってました。ドレッドヘアーのヤツもいたし、日本の先生とは全然違うね。

僕は海が大好きです。だからジョルジオにシチリアのビーチで何所がオススメか聞いたらチェファルー(Cefalu)と言う町を教えてくれたので行く事にしました。
パレルモの海は汚くてがっかりしたけど、チェファルー最高!
透明度はハワイのオワフ島より上だと思います。海の中は海草や岩など何も無く、白い砂だけ。小さいけど可愛くてロマンチックな 町。新婚旅行なんかにチョーオススメです。また行きたいなーチェファルー!

A piu tarde Sicilia.