Matanzaの旅5(モロッコ編)

asilah

マタンサ体験のために2〜3日必要かと思ってましたが、一日でだいたいの工程を見ることが出来たので、予定が大幅に狂いました。良い意味で。
さて!バルセロナに行くかモッロコに行くかどうしよう。この時突然僕の中に湧いてきた新しい目標。

五大陸制覇!(できれば六大陸)

五大陸制覇。なんと男心を刺激するロマンティックな言葉でしょう。モロッコに決定!

スペインとモロッコはジブラルタル海峡を挟んでおよそ14kmとかなり近く、船で1時間程で行けるのです。
しかし困ったことに、今回の旅ではモロッコは予定に入ってなかったので、全くリサーチ してません。僕は旅行前には最低でも、「ビール、トイレ、ありがとう、こんにちは、ごめんなさい、どぅいたしまして、いくら?どこ?なに?」くらいは現地の言葉で言えるようにしてるし、宗教や文化、タブーなども知っておきたい方なのでかなり不安。地球の歩き方欲しい。

でも、グラナダで出会ったモロッコ人(マナちゃんの友達)が、モロッコは安全だから全く問題無いよと言ってたし、行き方も教えてくれたので、夢に向かって出発しました。

モロッコ人が授けてくれたモロッコの行き方
まずバスでAlgeciras(アルへシラス)という港町に行く(アルへシラスからもモロッコに向かう船は出てるが、遅いのでそこでは乗らない)→アルへシラスに着いたら、モロッコ人(イスラム教の女性は頭にスカーフを巻いてる。男性は口髭をたくわえてて、アラビア系の顔)について行く→イルカの絵のフェリー会社のチケット売り場に着くので、そこでチケットを購入。→そのチケットはTarifa(タリファ)という町に向かうバスのチケットも兼ねてるので、それでタリファに向かう→タリファからイルカ フェリーに乗ると1時間程度でTanger(タンジェ)というモロッコの港町に到着。

つまり、ずっとモロッコ人について行ったらモロッコに行けるという事です。シンプルやなぁ。ちなみにフェリーのチケットは往復で確か45ユーロくらい。思ったより安かった。

イルカ フェリー

ジブラルタル海峡は潮が速いせいかかなり揺れます。船が出発すると急に乗組員たちが慌ただしくなり、袋を配ってくれます。えー!ゲロ袋!? 多分半分くらいの人達が袋のお世話になってました。

ちなみに船の中で出国の手続きがあるので、お忘れなく。

そして港に着いてアフリカ大陸上陸を果たし、喜びもつかの間、急に後悔がやってくるのです。
「荷物持ってあげるよ。」「ホテル紹介するよ。」「ガイドするよ。」
港では何とかしてユーロを巻き上げてやろうとウソつき達がお出迎えです。

「ガイドは要らない。」と何度言ってもおっちゃんがずっとついて来る。僕はあまり貧しい国を訪れた事がないので、この状況に動揺。
ホテルは予め予約してましたが、地図なんて見てたら完全にカモなので、仕方なくこのおっちゃんにホテルまでの道案内を頼みました。

「ホテル レンブラントね。 オレについて来い。」このおやじホンマか?変なトコ連れて行くなよ。
完全に疑いの目でついて行ったけど、あっさりレンブラントに到着。
「ありがとう!おっちゃん!疑ってごめんなさい。」
チップもいくら要求してくるかと思ったら、たった2ユーロ。しかも申し訳なさそうに。

よく考えたら貨幣価値に差があり過ぎる。タンジェではユーロもドルも使えますが、モロッコの通貨はディルハム(DH)といって、1DHがだいたい10円くらいです。500mlの水が3〜4DHくらいで、色々買い物した僕の感覚的には日本円の6分の1くらいの感じです。30万円分働いて5万円の給料かー。アンフェアやなぁ。

僕は日本に生まれてラッキーなだけで、こんな風に海外旅行出来るけど、ここの国の人達は気軽に旅行も行けないと思ったら、なんか申し訳ないなぁ。

とにかく無事ホテルにチェックインできたので、動揺した気持ちを落ち着かせるためにカフェでミントティーを注文。

mint tea

甘っ!甘いもの大好物の僕でもビックリするくらいの甘さです。インドのチャイとかベトナムのコーヒーとか、何で温い国の飲み物はだいたい甘いんやろう?

コメントを残す