Speakeasy

アメリカで禁酒の時代があったのをご存知でしょうか?
1920(19?)年から1933年まで、アメリカでは普通にアルコールを買う事が出来なかったみたいです。もちろん禁止されると、マフィアなんかが取り仕切って結局コソコソやるんですけどね。
やっぱ人間ってたまには酔ったりしないとやってけないですよね。
で、コソコソ飲るために出来た場所がSpeakeasy(スピークイージー)。

speakeasy1

この家、外から見ると普通ですが、地下に行くと隠れ酒場(Speakeasy)があるのです。
場所はシアトルのユニバーシティ ディストリクトの近くです。

ニューヨークなどの大都会では、映画「The Great Gatsby」でも出てくる様に、美容院などのお店にスピークイージーの秘密の入り口が有り、連日クレイジーなパーティーが行われていたようです。
gatsby speakeasy

しかしシアトルのような小さな町には、そういった大きなものは無く、家を改築してスピークイージーを作り、近所の人達でこっそり楽しんでたようです。

そしてもちろん酒屋さんなど無いので、家のバスタブでアルコールを醸造していたみたいです。
いわゆるBathtub Gin(バスタブジン)ですね。

bathtub gin

もちろん、そんなアルコールが美味しいわけがありませんよね。
だから他のアルコールやスパイスなどを混ぜる、カクテルの技術が発達したんだと思われます。
アメリカのカクテルは日本で飲むものとはかなり違うので、アメリカを訪れる際には是非色んなbarをハシゴしてみてください。

そしてこれがスピークイージーのカウンター。

カウンター

部屋全体はこんな感じ。

speakeasy2

左側には暖炉もあります。

電話BOX

入口横には電話ボックスまであります。

この家、スピークイージーがあるということは、100年くらいの歴史があるということです。
日本で100年前の家に住んでる人ってあんまりいませんよね。でもアメリカでは100歳以上の家がたくさんあって、改築を繰り返して今でもバリバリの現役で活躍中です。
歴史の浅いアメリカに日本よりも古い家がたくさんあるって、なんか変な感じですね。
と言うか見習うべきところかもしれません。

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